先月のブログで紹介しましたが、浪速区役所 市民協働課の企画で、講師 森なおみさんによる「浪速区マイスター養成講座」が行われています。
2月2日(木)に浪速区役所の会議室で第1回目の講座が行われ、その後、2週間に1回のペースで開かれました。
「浪速区を学んで、まち歩きツアーを企画しよう」という目標を掲げ、今回は特に新世界のオリジナルツアーを自分達で企画しました。
ツアーを魅力的にするためのポイントを教わり、チームに分かれてオリジナルツアーを完成していきます。
第4回目となる3月11日(土)には、実際に新世界でツアーガイドに挑戦しました。
午前10時に通天閣の下に集合。
案内チームと参加チームに分かれ、約30分の新世界ツアーが行われ、後半は案内チームと参加チームが交代して行われました。
講座に参加している方々は、みなさん新世界以外から来られていて、 新世界の住人は私だけです。
参加者みなさんのツアーガイドは素晴らしく、かなり新世界を勉強されて臨まれたように感じました。
新世界で仕事や生活をする人にとっては日常の光景が、外部の人にとっては珍しく、興味深いことがあります。
地元の人ならガイドしないポイントも多く、今更ながら勉強になりました。
特に、私にとっておもしろかったのが、酒屋さんの前にある自動販売機の紹介でした。
様々な種類のワンカップのお酒が並ぶ自販機で、私にとってはいつも見ている自販機ですが、これほどワンカップばかりが並ぶ自販機は珍しいそうです。
もちろん、私もツアーガイドに挑戦しました。
慣れ親しんだ街ですが、案内するとなると難しいものでした。
街の魅力を見つけるためには、客観的な視点で街を見つめることが大事です。
これからも長く新世界に携わる私にとって、今回の講座はすごく勉強になりました。
各チームのツアーガイドが終わると、新世界会館の会議室に集まり、新世界町会連合会の大西会長から挨拶と新世界トークが行われました。
新世界らしさ溢れる会長のキャラとトークに、参加者のみなさんも一層、新世界に親しみを持たれたように感じました。
そして、新世界会館の2階の窓から眺める光景に、参加者のみなさんが感動されてました。
確かに新世界以外の人は、この角度から通天閣を眺めることはできないでしょう。
それに王将碑と通天閣の入口前広場を見下ろす光景も珍しく、みなさん写真を撮っておられました。
私達にとっては日常の光景が、外部の人にとっては貴重な光景であり、「観光」というものの奥深さを実感したフィールドワークでした。
最後になりましたが、このような素晴らしい企画を実施していただいた浪速区役所 市民協働課のみなさんに感謝いたします。
★Twitter@shinsekaizyoho
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