下の写真は、最近よく見る新世界の光景です。
トランクを引きずりながら歩く外国人女性グループですが、ひと昔前の新世界では見れなかった光景です。
ガラが悪いとか言われた街から、大阪を代表する観光地に変貌した新世界ですが、今も昔も変わらないものがあります。
通天閣から北へ約50m、明治33年創業「総本家 釣鐘屋本舗」があります。
ここの名物は、何と言っても「釣鐘まんじゅう」です。
四天王寺の境内に明治時代に世界最大の梵鐘が建立されましたが、第2次大戦のとき姿を消してしまいました。
釣鐘まんじゅうはその鐘をモチーフに作られたものです。
また、昭和初期、手の届かない高級果物だったバナナを食べたいという庶民の願いから考案されたのが「名代 芭蕉」です。
私は子供の頃から「芭蕉」が大好きで、今も芭蕉を食べたくなる衝動にかられる時があります。
釣鐘まんじゅうや芭蕉が作られた経緯からも『総本家 釣鐘屋本舗』の歴史を感じます。
また、通天閣の足元に『総本家 釣鐘屋本舗』の販売店として「夢」というお店があり、多くの観光客が通天閣の帰りに立ち寄っています。
「総本家 釣鐘屋本舗」には、地元の人はもちろん、昔ながらの常連さん、観光客の中でも年齢層が高めの方が多いようです。
一方、通天閣のすぐ下にある「ココモよってえ屋」では、大阪みやげ、吉本グッズなど、若い世代の観光客のニーズにあった商品が目立ちます。
通天閣2階の売店には、ビリケングッズや通天閣みやげ、通天閣地下わくわくランドには、グリコや森永、日清のアンテナショップがあります。
世代によって、ニーズによって、選ぶお店や商品は様々ですが、「釣鐘まんじゅう」は新世界の名物として、これからも親しまれていくでしょう。
★Twitter@shinsekaizyoho
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