12月が間近に迫り、あちらこちらの街ではクリスマスに向けた様々なイルミネーションが点灯しています。
新世界では大掛かりなクリスマスイルミネーションはありませんが、実は、新世界の中で最もディープな街と言われるジャンジャン横丁で、毎年、この時季になると、アーケードにイルミネーションが点灯します。
このイルミネーションは「ジャンナリエ」と名付けられています。
2007年から続くジャンジャン横丁のジャンナリエ、名称は当時の理事長が冗談で神戸ルミナリエを目標にしようと言ったのがきっかけだそうです。
写真はジャンジャン横丁のお店が閉まったあとに撮ったので、商店街内は暗くなってますが、ハート型と星型を基本にしたイルミネーションが幻想的な空間を作っています。
2007年頃の新世界といえば、怖いとか危ないとか言われたガラの悪いイメージの街から、串かつを中心にした大阪のB級グルメの街へと変わりつつある頃でした。
若い世代の観光客も増え、昔ながらのお店の廃業が目立ち始めた頃であり、ジャンジャン横丁の若手商店主さんらが危機感を募らせ、様々な工夫で商店街を盛り上げようと動き出しておられました。
明るく光り輝くジャンナリエのもとで、ジャンジャン横丁がエンジェルロードとして恋が成就するスポットになればと商店主さんの熱い想いが込められています。
イルミネーションの規模は、「ルミナリエの1000分の1」だそうですが、ジャンジャン横丁を訪れたお客さんへの「おもてなし」の気持ちがいっぱい詰まっています。
新世界の雰囲気を「街全体がお祭り騒ぎ」と表現する観光客もおられますが、2007年当時、ジャンジャン横丁のジャンナリエ開催は、賑やかな新世界に発展していく礎になりました。
新世界の冬の風物詩「ジャンナリエ」の点灯は、2月14日頃まで。
これからますます寒い季節になっていきますが、温かい人情のある街、新世界でほっこりしてみてはいかがでしょうか。
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