新世界町会連合会の事業として、全国の中学生・高校生の体験学習を受け入れています。
最近の傾向として、修学旅行などで、観光だけでなく、生徒達による体験学習を取り入れている学校が増えているようです。
他にも中学生や高校生の体験学習を受け入れている商店街や企業、施設があるようですが、数年前から新世界でも実施されています。
新世界での体験学習は、生徒達の地元の特産品販売を行う商人体験や地元のPR活動が中心になっています。
大阪観光局からの依頼や、学校や旅行会社から直接のオファーもあります。
ブログでも紹介しましたが、今年の秋、新世界では2校の体験学習が行われました。
10月19日(水)には、加賀市立山代中学校の生徒達による体験学習、顔はめパネル、クイズやアンケート、パンフレット配布など、石川県山代のPR活動が行われました。
11月8日、10日の2日間は、伊賀市立緑ヶ丘中学校による商人体験が行われ、伊賀の特産品が販売されました。
初めて訪れる街での体験学習は、生徒達にとって貴重な経験になっています。
実際に物を売る経験、物を売るための工夫、物を売ったり地元の魅力を伝えるためのお客さんとのコミュニケーションなど、現場では様々なシチュエーションがあり、教科書通りにはいかないことが多々あります。
特に、特産品販売では当日の天候や、商品の種類や値段によっても売れ行きに違いが出てきます。
新世界での体験学習の特徴のひとつは、外国人観光客が多いことでしょう。
生徒達が特産品販売やPR活動を行う中で、外国人観光客と遭遇し、片言の英語や身振り手振りで対応する光景を見かけます。
最初は緊張気味でおとなしかった生徒達が、体験学習が進む中で、積極的に行動するようになり、短い時間の中で、生徒達の行動に変化が起きることもしばしばです。
学校の授業では経験できないことが、体験学習の短い時間で繰り広げられ、生徒達にとって大きな経験になるだけでなく、引率した先生からは「私達もいい勉強になりました。学校での生徒達とは違う一面を見れました。」という言葉もありました。
最近では、リピートしてもらえる学校も増えています。
すでに、来年の新世界の体験学習について、幾つかは決まっています。
これからも多くの生徒達が、新世界で体験学習を行い、学生時代の素晴らしい思い出になれば嬉しいことです。
そして、新世界での体験学習に参加してもらえる学校が増えていくことも願っています。
★Twitter@shinsekaizyoho
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