以前より掲載してましたが、ジャンジャン横丁にあった「誓いの鍵」「恋人達の真実」「新世界今昔写真展」などの名物オブジェが、昨日、9月28日をもって撤去されました。
これらのオブジェは、平成18年頃から、ジャンジャン横丁の活性化に向けて若手商店主さんらが集まり、商店街に訪れる人達が楽しんでもらえるような仕掛けを作り、商店街の塀に掲示した作品です。
手作りで、お金をかけずに商店主さんのアイデアと工夫が、様々な名物オブジェを生み出しました。
テレビや新聞でも紹介され、新世界の名物スポットにもなっていました。
恋人達が願い事を書いた南京錠をつけたら恋が成就するという「誓いの鍵」には1000個以上の鍵が付けられていて、多くの人達の想いが込められています。
そんな中、これらの名物オブジェが掲示されているジャンジャン横丁の塀、具体的に言うとスパワールドの駐車場の壁が取り除かれ、店舗の建設が始まることになりました。
新しい店舗ができることは商店街としては発展的なことです。
反面、ジャンジャン横丁の名物スポットが無くなることの寂しさもあります。
これらのオブジェは、地元商店主さんらが街の活性化に向けて動き出した頃のもので、活性化への礎とも言えるでしょう。
そういう意味では、これらの名物オブジェはひとつの大きな役割を終えたとも言えるでしょう。
オブジェもジャンジャン横丁の商店主さんらの手作りなら、撤去も商店主さんらの手で行われました。
撤去作業を大工さんにお願いしないのもジャンジャン横丁らしさでしょう。
私が、新世界の活性化に向けての取り組みに参加するようになったのも、観光客にジャンジャン横丁を楽しんでもらえるよう、このようなオブジェを作った商店主さんらの姿を見たのがきっかけでした。
新世界若手商店主の会「新世界援隊」では、ジャンジャン横丁の名物オブジェ、特に「誓いの鍵」を新世界に残す方法はないものかと検討を始めています。
ジャンジャン横丁から名物オブジェが無くなっても、当時の商店主さんらの活性化に向けた熱き想いは後世にも伝えていくべきだと思います。
そのためにも、これらのオブジェは、何らかの形で新世界に残したい財産でもあるでしょう。
尚、「誓いの鍵」については、来年3月31日まで保管することになっています。
オブジェの撤去作業には、テレビ撮影や新聞取材も入りました。
昨日の夜、NHKのニュース番組でジャンジャン横丁の名物オブジェ撤去の様子が放送されました。
また、ケーブルテレビ「ベイコム」のニュース番組でも紹介されるようです。
ジャンジャン横丁の活性化、そして新世界の活性化に大きく貢献をしてくれたこれらのオブジェ達に、感謝の気持ちと、お疲れ様と言いたいです。
★Twitter@shinsekaizyoho
「愉快・痛快・新世界情報」では、新世界のイベント情報や最新情報を発信しています。
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