先日、新世界会館で新世界援隊の会議が行われました。
新世界援隊という団体は、新世界の若手商店主の集まりで、2008年12月に結成されました。
結成した頃の新世界の様子と言えば、串かつが新世界の名物と言われ始め、外部からの串かつ店参入が増えてきつつありました。
通天閣では、ビリケンさんが全国的に有名になった頃です。
若い世代の観光客、女性客、ファミリーのお客さんも増えてきました。
新世界が労働者の街から大阪を代表する観光地に変貌していこうとしていた時代です。
新世界のイメージが変わりつつある時代に、新世界のますますの活性化を進めるために、地元の若手商店主さん達が集まり、積極的に動き出しました。
それまでの新世界では実現できなかったようなイベントや企画を実現し、新たな新世界の動きが生まれました。
あれから8年、当時50歳代の人は60歳代になり、メンバーのほとんどは上部団体の新世界町会連合会の役員になり、今の新世界の中枢を担うようになりました。
現在の新世界援隊は、新しいメンバーが増え、世代も若返ってきました。
新世界の活性化に向けた動きをそれぞれのメンバーが考え、提案し、実現に向けて動き出せる土壌作りが始まりました。
会議では、多くの議題があり、充実した内容になりました。
議題のひとつに、9月28日に撤去される「誓いの鍵」など、ジャンジャン横丁の名物オブジェについて、何とか新世界の名物オブジェとして残していける方法はないかを考え、議論しました。
なかなか一回の議論で結論が出るのは難しいですが、若い世代の商店主さんらが集まり、街のことを考えていける状況は、将来的な新世界の発展に大きな可能性を感じます。
これからの新世界援隊の動きに期待します。