先日、7月22日(金)、新世界夏祭り「だんじり・神輿巡行」が行われました。
廣田神社の夏祭りの一環で、周辺地域でも巡行が行われ、新世界では新世界町会連合会が昭和30年頃から巡行を始めました。
私が子供の頃、今から40年以上前は新世界にも子供の数が多く、盛大に巡行が行われていました。
しかし、少子化の影響で、10年程前には新世界夏祭りの規模が小さくなり、年々、参加者が減る一方でした。
このままでは、いつか新世界から夏祭りが無くなってしまうのでは・・・と心配にもなりました。
伝統ある新世界夏祭りを続けていくには、時として改革することも必要です。
地元の人達だけでなく、外部からも新世界夏祭りに参加してもらい、多くの人達で盛り上げていくことになりました。
具体的にはエール学園の短期留学生、新世界や通天閣で活動するアーティストやアイドルグループ、日本橋からメイドさん、ゼロス、プロレスリング紫焔、地元少年野球チーム「浪速ナカマーズ」は、毎年、参加してくれてます。
また、新世界のアイドルグループやダンスチームによる樽神輿で、賑やかさが増しています。
だんじりに子供太鼓の指導にも力を入れ、多くの子供達が太鼓の打ち手として集まるようになりました。
そして、今年は新世界の人力車も巡行に参加し、新しい巡行形態が生まれました。
以前に比べ、新世界夏祭りの巡行は大きくなり、午前の部は約200名、午後の部は約300の巡行になりました。
商店街の方からは、「盛大な夏祭りでしたね。賑やかで良かった」と感想をいただきました。
新世界夏祭りの趣旨については、様々な意見もあり、改革していくのもスムーズに行かないこともありました。
しかし、ひとつ言えるのは、巡行が大きく、賑やかになるにつれ、地元の人達が再び新世界夏祭りに興味を持ち、地元からの参加者が増えてきました。
また、巡行が大きくなるにつれて、参加をしてもらいやすくなりました。
現在、多くの地域では、昔から続いてきた「祭り」が衰退し、中には無くなってしまったという話を聞きます。
新世界も同じ課題を抱えてきましたが、改革することで、夏祭りの巡行の規模が大きくなり、子供達や地元スタッフの参加が増えました。
他の地域と新世界では、いろんな面で状況が違いますが、地域の祭りの再興を進めるひとつの例になったように思います。
そして、地元の人達の郷土愛を感じた新世界夏祭りでもありました。
★Twitter@shinsekaizyoho
「愉快・痛快・新世界情報」では、新世界のイベント情報や最新情報を発信しています。
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