部屋の整理をしていたら、ある雑誌が出てきました。
以前、講読していた「大阪人」という雑誌です。
1923年(大正12年)に「大大阪」として創刊、戦時中の紙不足による中断を経て1947年に「大阪人」へ改題し復刊し、その後は大阪にまつわる様々な情報を発信する雑誌として発行されました。
大阪の情報誌「大阪人」は、大阪の歴史や雑学がよく解り、なかなかおもしろい雑誌でしたが、2012年5月号をもって休刊しています。
私の部屋から20冊以上の「大阪人」が出てきましたが、その中の平成17年7月1日発行の「大阪人」に《なにゆえ新世界には串カツ屋が多いのか》という記事がありました。
筆者は田中啓文さん、新世界生まれだそうです。
独特の感性で新世界・通天閣の謎を綴っておられ、生まれ育ちが新世界の私も「なるほど、そういう見方があったのか」と思いながら読みました。
記事タイトルの《なにゆえ新世界には串カツ屋が多いのか》についての田中啓文さん的な答えが、最後に記載されてました。
文章の要点を抜き出してみると、
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子供の頃から見慣れた通天閣、上段と中段にあるごてごてしたでっぱりと、それを貫く一本の串。
新世界の象徴ともいうべき通天閣の姿こそが、串カツを表現したものだった。
「つうてんかく」という言葉を並べ替えると、
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「かつくうてん」
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『カツ食う店』
串カツの形をした巨塔のお膝元に広がる町に『カツ食う店』が多いのは当然のことである。
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説得力の有無は別にして、通天閣の形=串カツという見方はおもしろい。
私的には、通天閣のてっぺんの避雷針も串に見えてきました(笑)
「大阪人」のファンの方も多かったと思います。
現在は休刊になっていますが、復活を心待ちにしている方もおられます。
もし、大阪の情報誌「大阪人」を見かけたら、是非、読んでみて下さい。
★Twitter@shinsekaizyoho
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