新世界にとって、７月３日は大事な記念日になっています。
７月３日は新世界の誕生日であり、今年７月３日で新世界は104歳になります。
明治４５年（1912年）７月３日に「ルナパ－ク｣と言う遊園地がこの地に開園し、新世界の街の歴史が始まりました｡
そして、2012年７月３日に｢生誕百年｣を迎えました｡
2011年～2012年にかけて、新世界100周年に合わせた様々なイベントや企画が展開され、新世界100周年のメインキャラクタ－に「キン肉マン」を採用しキャラクタ－の等身大オブジェが設置されたり、キン肉マン関連イベントも行われました。
大規模な企画とは別に、こんなおもしろい企画もありました。
新世界100周年を目前に控えた頃、新世界の一部商店で、『１００歳以上無料キャンペ－ン』を行いました。
店頭には『１００歳以上の方、タダ』の表示｡
新世界の商店街も世代交代が進み、昔の新世界について知っている人が少なく、とくに100年前に開園した『ルナパ－ク』のことを実際に知っている人にお目にかかったことがありません｡
新世界が100周年を迎えるにあたり、『ルナパ－ク』に行ったことがある人に新世界に来てもらい、当時のことを少しでも語ってもらえれば…そんな想いを込めて､100歳以上無料キャンペ－ンを実施することになり、参加店舗も増えていきました。
当時、朝日新聞他で紹介されました。
また、食品メ－カ－さんとのコラボも実現しました。
新世界100周年実行委員会と山崎製パンの共同企画商品、新世界100周年パンが発売されました。
串かつ「てんぐ」監修の『ランチパック 牛カツ』と、お好み焼き「狐狐」監修の『お好み焼き風パン』の２種類が、近畿２府４県のス－パ－やコンビニで販売されました｡
そして新世界とは縁の無かった村とのコラボも実現しました。
新世界が100周年を迎えると同じく、奈良県吉野郡黒滝村も100周年を迎え、それを機に新世界と黒滝村との友好関係が実現しました｡
産経新聞（2012年6月21日／朝刊）の大阪版に､新世界と黒滝村との『100周年コラボ」について紹介されました。
その他、様々な新世界100周年関連企画やイベントが繰り広げられ、新聞やテレビでも紹介されました。
あれから４年が経ち、初めて新世界に来られる若い世代の観光客が増える中、100周年当時のことを知らない人も増えているようです。
また、100周年以降、観光客の大きな落ち込みが懸念されましたが、そのようなことはなく、新世界は大阪を代表する観光地として認知され、連日、多くの観光客が来られています。
先日、ある取材で「新世界が200周年を迎えた時、どんな街になっていると思いますか？」という質問がありました。
９６年後のことを想像できるわけないですが、地元である私達ができることは、一年一年、新世界の活性化と発展のために地道に活動していくことでしょう。
そして、2112年７月３日、『新世界が200周年を迎えた』と、多くの人から祝ってもらえる街であってほしいと思います。
★Twitter@shinsekaizyoho
「愉快・痛快・新世界情報」では、新世界の最新情報やおもしろい情報を呟いてます。
※NOTE;
当blog掲載の写真･動画等､無断での複写(ｺﾋﾟｰ)及び､ｺﾝﾃﾝﾂの転載転出を禁じます｡