新世界には多くの観光客が来られ、特にこれからの季節、春休みは賑わう時期になるでしょう。
新世界には写真スポットと言える場所がたくさんありますが、前を通ってもほとんど方が見過ごされているスポットがあるんです。
そのスポットとは、ひとつの石なんですが、もしかしたら何らかのパワ-が潜んでいるような、ちょっとミステリアスな石でもあります。
その昔、天下統一を成し遂げた豊臣秀吉の号令で、大坂城の築城のため多くの石が小豆島から切り出されました。
しかし、一部の石は大坂に運ばれず、そのまま小豆島に残されました。
大坂城の石垣に使われず、小豆島に残されたことから『残念石』と名付けられました。
2007年頃だったと思いますが、浪速区が小豆島からその石を譲り受け、新世界の中で設置する場所を検討した結果、通天閣のスグ下、スギ薬局の前に「残念石」を設置することになりました。
せっかく小豆島から新世界に来た残念石ですが、当初は、残念石についての表示看板も小さく、目立たない石で、ここでも残念な結果になっていました。
そこで、2009年、新世界援隊によって、残念石の表示看板を作ることにしました。
お金をかけず、手彫りの看板が完成し、以前より残念石の存在が目立つようになりました。
残念石の手作り看板製作について、当時、産経新聞に掲載されました。
“既に街の中にある物を、多くの人に知ってもらえるように工夫し、情報発信する”
これは、街おこしの原点でもあります。
最近は、写真を撮る観光客も見かけますが、車道に面しているため、石の前に車が止められていて、残念石が見えなかったり、なかなか完璧な写真スポットにはなってません。
確かに、派手でもなく、それほど特徴のある形でもなく、まだまだ知られざる石のようです。
ところで、残念石の前にある説明文には、「大願成就の石」と書かれています。
もしかしたら、豊臣秀吉の時代から蓄積されたパワ-が潜んでいるかもしれませんね。
是非、残念石の写真を撮って、隠されたパワ-を見つけて下さい。
★Twitter@shinsekaizyoho
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