今、新世界名物といえば、誰もが「串かつ」と言うでしょう。
12月の忘年会を串かつ屋さんでする方もおられると思います。
しかし、私が子供の頃、新世界名物といえば、「ふぐ」と言われてました。
この写真は、づぼらや本店に掲げられている巨大なフグの提灯です。
ふぐの提灯は、昭和32年、新世界本店に掲げられたそうです。
フグの看板の大きさは
2t車の荷台からはみ出るぐらい、10人がかりでないと担げないらしい。
ところで、下の写真は「づぼらや新世界本店」にあるメニュー看板です。
何年か前の写真ですので、値段や内容が少し変わっているかもしれません。
その中にフグのちり鍋「てっちり」、フグの刺身「てっさ」がありますが、何故、「てっちり」や「てっさ」と言われるようになったのでしょうか?
フグの毒はあたると死ぬことから、フグのことを「鉄砲」と呼ばれていました。
そこから、鉄砲のちり鍋のことを「てっちり」、鉄砲の刺身を「てっさ」と呼ぶようになりました。
ちなみに、フグの毒を「テトロドトキシン」といいます。
もちろん、づぼらや等、ぶぐ料理屋さんでは、フグの毒、テトロドトキシンが含まれる恐れのない部位のみを調理し提供していますので、安心してお召し上がり下さい。
是非、今年の忘年会は新世界の「づぼらや」で河豚三昧してみてはいかがでしょうか。
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