仕事の合間に、新世界をぶらりと歩いてみて、今年になってからでも街の様子が変わり続けていることに驚きます。
串かつ「ヤマハチ商店」は店内改装中、正面にはかなり目立つオブジェが作られています。
お好み焼き「鶴橋 風月」の横にも新しく建物ができるようです。
どんな形態のお店になるのか楽しみです。
ビジネスホテル「東横INN」が新世界にオ-プンし、その横にも串かつ屋さんができてます。
先日も紹介しましたが、朝日劇場内の映画館「新世界日活」が閉館し、その後、12月には歌謡ショ-が開催されることになっています。
100年を越える歴史がある老舗の映画館「国際劇場」は、しばらくの間、休業になるようです。
新世界のほんの一部を見ただけでも、街の様子が激変しています。
昔から営業している地元商店が無くなり、次々に新たな店舗になっています。
この現象は8年程前から少しずつ起きてきてましたが、3年程前から特に著しく、最近は加速度が増してきたように感じます。
他の商店街でも共通の課題ですが、新世界の商店街でも後継者の不在、商店主の高齢化などの理由で、古くからのお店が少なくなっています。
外部から参入するお店で以前よりはるかに賑やかな街になりましたが、反面、地元商店が減るのは寂しいことです。
新世界の客層も大きく変わり、観光客が中心の街になり、ファミリ-やカップル、女性、外国人旅行者が増えています。
外部から参入する店舗は観光客をタ-ゲットに展開しています。
一方、馴染みの常連客や西成からの日雇い労働者などが多かった昔ながらのお店は、客層の変化に対応しきれず、厳しい営業が続いてるところもあるようです。
先日、ある料理屋さんに立ち寄ったところ、店内に「10月末で閉店します」という内容の貼り紙がありました。
店名は記載しませんが、新世界では老舗と言われたお店で、2代目店主が頑張っておられました。
本当に残念であり寂しく思います。
新世界の客層の変化が、閉店する理由のひとつになったのかもしれません。
5年後、10年後の新世界がどのような町並みになっているのか、期待と不安を感じる今日この頃です。
以上、多くの観光客で賑わう新世界の裏にある実態でした。
★Twitter@shinsekaizyoho
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