天王寺動物園開園100周年を記念し、お盆期間に「ナイトZOO」が開催され大盛況でした。
「ナイトZOO」の帰り、新世界へ来られるお客さんが多く、ナイトZOO効果とも言えるぐらい新世界も賑わいました。
新世界と天王寺動物園は隣接していますが、新世界は浪速区、動物園は天王寺区になっていて、行政的には分かれていますが、その昔、これらのエリア一帯は博覧会の会場でした。
明治36年3月~7月、第五回内国勧業博覧会が開催されました。
会場は、約95000坪以上の広さ、いまの天王寺公園・美術館・茶臼山・天王寺動物園、それに、新世界全体を含めた広大な面積でした。
会場内には農業から学術・美術に至るあらゆるパビリオンがあり、18カ国におよぶ諸外国の展示館もありました。
娯楽施設も充実していて、中でも、茶臼山から下るウオーターシュートは、当時としては、目にするのも初めて、観客は沸き返り、我先と乗り場へと急いだとか。
また「不思議館」として電気を利用した幻想的なショーや、まだほとんど普及していない冷蔵庫の
展示、冷房施設の実体験までありました。
最新の技術が集結した博覧会であり、その後、新世界エリアに作られた初代通天閣を含む一大娯楽施設ルナパ-クの礎になりました。
現在、天王寺公園のエントランスエリアでは整備工事が進行しています。
愛称が「てんしば」と命名され、10月1日、リニューアルオープンする予定になっています。
カフェ、レストラン、フラワーショップ、子どもの遊び場(有料)、総合ペットサービス、フットサルコート(3面)、コンビニエンスストアなどの業態が整備されるようです。
また、将来的には昔のように、天王寺公園の無料化が検討されているそうです。
第5回内国勧業博覧会の会場であった天王寺公園、動物園、そして新世界が、広いエリアで今まで以上に楽しめるようになることを期待しています。
★Twitter@shinsekaizyoho
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