大阪を代表する観光地である新世界。
通天閣より南エリアには串かつの街、全国から多くの観光客が訪れます。
一方、通天閣の近くにある新世界市場は、昭和レトロな雰囲気が残る商店街ですが、多くの店のシャッターが閉まったままの状況です。
2012年11月、新世界市場を盛り上げるために、電通関西支社の若手クリエイターたちがボランティアで各商店のポスターを制作しました。
肉屋、弁当屋、婦人服店、漬物屋、和菓子屋、下駄屋など、新世界市場に並ぶお店のポスタ-を、23チ-ム、39名が腕をふるい、120点のポスターを仕上げました。
ポスターは各商店の前に掲示し、ポスター展示会も開催しました。
今も新世界市場には店ごとにさまざまなポスターが掲示されています。
ポスタ-に書かれている内容は、
「昔は人ゴミで見えへんかったんや 今はボーリングできるけどな」
婦人服店では「ご近所の女のカラダを知り尽くしている男。」
和菓子店では「これぐらいのおはぎ作りたい」
など、ユニ-クなものが並んでいます。
どこの商店街でも共通の課題ですが、大型店の台頭、商店主さんの老齢化、後継者不足など、新世界市場でも将来に向けての大きな課題です。
ポスター展を見ていて、新世界市場の商店主さんらと若者とア-ト、お互いに、いい関係作りができていることが推察できます。
新世界市場に並ぶポスタ-の写真を撮る方、立ち止まって眺める方が目立ち、新世界の名物スポットになっています。
ポスタ-を眺めてみると、制作者のユ-モアのセンスはもちろん、新世界市場の歴史と移り変わり、商店主さんの本音が伝わってくるように感じます。
是非、新世界市場に並ぶ味わい深いポスタ-達をご覧下さい。
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