先日も紹介しましたように、2013年より、3月10日は『新世界 喫茶店の日』に制定されています。
3・10=サ・テン=喫茶店
というわけです。
新世界には昭和時代から営業している喫茶店が数多くあります。
600m×300mの狭い新世界に、15店舗ほどの喫茶店があります。
昭和40年代、新世界にはたくさんの映画館がありました。
映画が終わると喫茶店がいっぱいになる、そんな話を聞いたことがありました。
テレビの普及に伴い、映画館が次々に無くなり、次に増えてきたのがパチンコ店。
昭和50年代後半から平成にかけて、新世界にはたくさんのパチンコ店がありました。
記憶の限りでは、10店舗以上のパチンコ店が新世界にひしめき合っていた時代もありました。
パチンコ店の乱立は、おっちゃんの遊び場でもあった新世界の象徴でした。
パチンコ店の開店前には、喫茶店はどこも満員。
喫茶店のモ-ニングサ-ビスは大人気でした。
新聞を眺めながら、タバコを吹かし、それが喫茶店の雰囲気でした。
また、パチンコで遊んで、喫茶店で休憩する方も多く、話によると、1日に3回も同じ喫茶店に来られるお客さんも多かったそうです。
また、麻雀屋さんなどへの出前も多く、喫茶店は新世界での「遊び」に必須だったようです。
時代は変わり、今ではパチンコ店や麻雀屋も少なくなり、新世界に増えてきたのが観光客。
今や新世界は大阪を代表する観光地になってきています。
常連さんが中心の喫茶店にも観光客が増えているようで、以前より大阪名物「ミックスジュ-ス」の注文が激増しているそうです。
喫茶女子という言葉があるそうですが、新世界の喫茶店にも若い世代の女性客が増えてらしい。
女性客が増えることで、喫茶店がコ-ヒ-を楽しむ場所からスイ-ツを楽しむ場所にもなってきてると、ある喫茶店の店主さんが話をされていました。
喫茶店には昭和の喫茶メニュ-がたくさんあります。
チョコレ-トパフェ、フル-ツポンチ、小倉ホットケ-キ、クリ-ムソ-ダ、その他、いろんなメニュ-が昭和の時代から変わらず残っています。
写真は喫茶ドレミのショ-ケ-スにある陳列。
今ではこのような陳列を見ることが少なくなりました。
ミックスジュ-スにアイスクリームを載せたクリ-ムジュ-スを知らない若者が多いそうですが、贅沢にミックスジュ-スを楽しむならクリ-ムジュ-スだと、私は子供の頃から変わっておりません(笑)
カフェではない、ファストフ-ドでもない、喫茶店は各々の店が小規模の自営業で、各々の店ごとに、こだわりや魅力があります。
是非、新世界に来られたら喫茶店をお楽しみ下さい。
[追記]
ところで、今年3月、新たな企画にチャレンジする喫茶店があります。
それについては、明日の投稿で紹介します。
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