スパワ-ルド階段下の広場といえば、新世界での様々なイベントが行われ、中でも、プロレスリング紫焔によるプロレスイベントが定期的に開催されています。
今では知る人ぞ知る話ですが、スパワ-ルド大階段の下の広場にひっそりと石碑が立っています。
「大阪国技館跡」という文字が見えますね。
1919年9月12日、当時、最新の一大娯楽施設として開業していた『ルナパーク』南側に、大阪相撲を中心とした興行開催を目的に、大阪国技館がオープンしました。
建坪500坪、収容人員1万人(公称であり、実際はもっと少なかったという)で、丸屋根の優美な洋風建築の外観を持った建物でした。
大阪相撲協会が本拠を構え、オープン翌日から大阪・東京合同による大相撲が行われるなど、大阪相撲の発信拠点として機能しました。
建物は、1945年の大阪大空襲で焼失。
現在は、跡地(スパワ-ルド大階段下の広場)に石碑が残るのみ。
あまりにも目立たない石碑です。
昔、この場所に大阪国技館があったことが夢のようですね。
しかし今、プロレスイベントが開催される場所でもあり、相撲とプロレスの違いはありますが、何か因縁を感じます。
尚、「大阪国技館跡」の碑は浪速区の名所・旧跡に指定されています。
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