寒くなってきましたね。
私が子供の頃、寒い季節だったと思いますが、親父に喫茶店に連れていってもらった時、注文したのが『ホットオレンジ』でした。
私、現在50歳、この歳になっても、真冬に、喫茶店に立ち寄ると『ホットオレンジ』を注文することがあります。
ジャンジャン横丁を北に出たところに、喫茶タマイチがあります。
先日、喫茶タマイチでホットオレンジを注文。
メニュ-には書いてないのですが、注文があれば作ってくれるそうです。
タマイチのマスタ-によると、ホットオレンジに使うオレンジの原液は、安もんの原液の方が美味しく、果汁入りの高もんはホットオレンジに合わないそうです。
確かに、果汁100%のホットオレンジは、ちょっと考えたくないな(笑)
安もんの味、いや、懐かしい昭和の味がホットオレンジに込められています。
一般的に『レトロ』という言葉をよく耳にします。
流行りのように、ファッション感覚で『レトロ』という言葉が使われていますが、レトロとは自分の心の奥底にのこっている懐かしい記憶、人それぞれの心の中に、それぞれのレトロがあります。
ホットオレンジを飲むと、昭和40年代、子供の頃の親父との思い出が走馬灯のように甦ります。
ホットオレンジは私の心の中に残っていたレトロだったんです。
凍えそうな冬の季節、心も身体も暖まるホットオレンジを御賞味下さい。
※NOTE;
当blog掲載の写真・動画等、無断での複写(コピー)及び、コンテンツの転載転出を禁じます。