昨日、NHKの連続テレビ小説「ごちそうさん」で、焼氷について触れられたそうです。
100年前、今の新世界の場所には一大娯楽施設『ルナパ-ク』がありました。
ルナパ-クの中にあった喫茶店に「焼氷」というメニュ-が存在していたらしい。
これが、当時、焼氷というメニュ-が存在していたことが解る写真です。
「焼氷」と書かれた吊り下げ看板が見えます。
そして、下記は焼氷について書かれた文献です。
「焼氷は一種特別の製作に係り頗る珍味なるものにして評判殊に宜し」
手掛かりはこれだけ。
焼氷とは、いったいどんなものだったのか、新世界の地元民にとって、ミステリ-でした。
昨年、新世界が100周年を迎え、それを機に、100年前の「焼氷」を復活させようと、商店主さんの有志が動き出しました。
しかし、100年前のことですから、手掛かりがほとんどなく、焼氷を作ったことがある人も食べたことがある人もいてません。
そんなわけで、当時の時代背景を考えた食材を使い、平成の時代に商品となり得るもの、そして、焼氷ですから、何が何でも燃やすこと。
これらを柱に商店主さんらによる研究が始まりました。
約2ヶ月に渡る試行錯誤の上、現在、喫茶グリル『DEN・EN』で、「平成の焼氷」として復活しています。
ご覧下さい。
「焼氷」、確かに燃えてます。
昨年から、テレビや新聞でも紹介され、大人のスィ-ツとして「焼氷」を目的に来られるお客さんも多いそうです。
今や新世界名物、平成版「焼氷」をご賞味下さい。
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