今年、新世界は101周年を迎え、同時に通天閣も初代通天閣が完成してから数えて、101年になります。
初代通天閣のあった場所は、今の通天閣より約50m程南にあり、「ライオン歯磨」の広告が取り付けられていたり、タワ-の形状や高さなど今の通天閣とは違っているところがたくさんありました。
ここで問題です。
[問題]
今の2代目通天閣の高さは103mですが、初代通天閣の高さは何mだったでしょうか?
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[答え]75m
1912年に完成した初代通天閣は、高さ75mの鉄塔で、東洋一を誇り、当時では高い物の象徴でした。
初代通天閣は3万個あまりのイルミネ-ションで飾られ、優雅な姿をそびえさせ、ルナパ-クと並ぶ新世界の目玉でした。
塔の下はア-チ状になっていて、さらに下はルナパ-クに入園する門になっていました。
家電産業の草分けだった松下幸之助氏が、配線工だった時代、開業直前の通天閣のイルミネ-ション工事に参加し、10日間程、通天閣の天井裏で暮らしたというエピソードがあります。
現在、通天閣3階にはルナパ-クのジオラマが展示され、当時の様子を知ることができます。
また、ジャンジャン横丁の歴史写真展には、新世界の今昔が解る写真が展示されています。
ここ数年、大学生の方々が新世界や通天閣の歴史や現状、将来的な展望などについて調べ、卒論のテ-マにしていることが増えてきているようです。
多くの若者達が新世界に興味を持って調べてもらえるのは嬉しいことですし、これからも多く方々に研究をしてもらえるような街でありたいと思います。
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