子供の頃の楽しい思い出が詰まった時代、ほろ苦い思い出が詰まった青春時代、人は皆、それぞれの「古き良き時代」があるでしょう。
下の一枚の写真をご覧下さい。
画像は当時(昭和40年代/ABCTVより)の情景
その昔、昭和40年代、今はなくなってますが、元マルトミ新世界店では、衣類や小物など、たたき売りをしていたんです。
威勢のいい声が聞こえ、いつも人だかりができてました。
昭和の懐かしい情景を思い出します。
写真のバックに「パチンコ」という文字が見えますが、これぞマルトミ新世界店の前にあるパチンコ「ニュー三共」です。
昭和時代にあったものが全て残っているわけではありませんが、新世界には昭和の臭いが色濃く残る街だと言われています。
皆さんが忘れてしまっていた「古き良き時代」を新世界で見つけることができるかもしれませんね。
実は、今年2月22日、ジャンジャン横丁の商店主さんが書いているブログ「ジャン横ニュース」に下記のような記事が掲載されてました。
私も思わず感動した記事だったので、当ブログでも紹介します。
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ジャン横ニュース
2012/02/22
『N響アワー終了にあたり』
NHKのN響アワーが終了するそうです。
実は二年ほど前にN響アワーのロケが交響楽の「新世界」の新世界繋がりでありました。
そこでは司会者の西村さんと女性アナウンサーが実際に新世界を歩き、ドボルザークの新世界との接点など(あったんですね:笑)を解説したり、さらには二人で地元の立ち飲み居酒屋さんの「やまと屋」さんで串カツを食べてました。
するとなにやら突然、司会者の西村さんが食べながらハラハラと泣いてはるではないですか!
大阪出身の西村さんは、昔、ご自身が子供の頃オヤジさんに連れられて、このように並んで食べた頃が思い出されて泣けてきはったそうです。
突然の涙に女性アナウンサーも面食らってたし、なにより当の本人までも驚いてたみたいです。
そんな番組のノリでもないN響アワーで、誰もそんな展開は予想もしてなかったはずですが、しかし私は余計に演出ではない涙に感動したことを覚えてます。やまと屋さんもそんなに過剰に懐かしさ、レトロを売りにしている店ではありません。
それであればこそ、そんな長々と営業を続けてきはったその店先で、食べてたお客さんが懐かしさで胸がいっぱいになる。これが本当のレトロだと思うし、そうでないとアカン。
長年続けてきた店冥利に尽きる場面に、ものすごく嬉しさも感じたN響アワーだったです。
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