ビリケン(Billiken)は、尖った頭と吊り上がった目が特徴の子供の姿をしています。
元々はアメリカ合衆国の芸術家フロ-レンス・プリッツが制作した像で、彼女が夢の中で見た神がモデルになっていると言われています。
これが「幸福の神様」として世界中に流行しました。
当時のアメリカ大統領であったウィリアム・タフトの愛称が名前の由来とされています。また、セントルイス大学のマスコットにもなっています。
写真は、讀賣新聞記事〝ビリケンinアメリカ〟(2008年11月)より
ビリケン様が通天閣の高井副社長と一緒にアメリカ里帰りをして、セントルイス大学にも訪問しました。
日本では、第18代内閣総理大臣の寺内正毅は、尖ったはげ頭をしていて、しかも目が吊り上がっていたため、ビリケンにそっくりでした。
また、寺内内閣は政党からの入閣がない非立憲(ヒリッケン)内閣でした。
新聞はこの2つをひっかけて寺内のことを「ビリケン宰相」と揶揄したそうです。
現在、通天閣の5階展望台に鎮座するビリケンさんは3代目、足を掻いてあげるとご利益があるとされ、連日、、たくさんの参拝客が来られています。
また、通天閣の売店では数多くのビリケングッズを販売しています。
ビリケン様は通天閣・新世界にとっても、幸福の神様と言えるでしょうね。
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