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3月になって思うこと☆災害時における外国人とのコミュニケーション

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3月といえば、春の訪れ、卒業、確定申告、年度末決算など、学生にとっても社会人にとっても、節目になるシーズンですが、3月は学生旅行のシーズンでもあり、新世界でも特に若い世代のグループが目立つようになります。

そして、3月になると思い出すのが、2011年(平成23年)3月11日に発生した東日本大震災です。

南海トラフや上町断層などによる大地震が、いつか起こり得ると言われ、大阪に住む私達にとっても他人事ではありません。

先日、2月21日には北海道で震度6弱の地震がありました。

多くの観光客が訪れる通天閣も地震対策は不可欠になっていました。

専門家による耐震計測によると、巨大地震の発生で鉄骨が変形する恐れがあることが判明し、通天閣は免震改修工事を行い、2015年に完成しました。

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今回の工事では、4本の支柱を切断して免震ゴムを組み入れ、鉄骨梁で補強。

震度7クラスの直下型地震にも耐えられるそうです。

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総工費は約6億円。

工事を請け負った竹中工務店によると、「全て調べられないので世界初とは言えないが、展望タワーでは世界でも類を見ない免震改修工事」だそうです。



また、2階までの円形エレベ-タ-がある補助塔と通天閣のタワ-とでは地震の際の揺れ方が違い、その結果、連結部分に亀裂が入ったり、落下したりする恐れがあったようです。

このように、連結部分の免震に対して、大きな課題があったそうです。

免震改修工事では、補助塔と通天閣の本体タワ-の縁を切ることで、地震のエネルギ-が集まることを避けました。

そして、補助塔と本体タワ-の連結部分を、電車の車両の連結部分の構造を組み込むことにして課題を乗り越えることができたそうです。


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ところで、大阪には多くの外国人観光客が訪れています。

年々、宿泊施設も増え、大阪に滞在する外国人観光客も増えています。

特に、関西国際空港から直結する新今宮、新世界、難波、道頓堀などのエリアには、観光や宿泊に多くの外国人観光客が訪れています。

地震や台風など、地域住民には災害情報が入ってきたり、ふだんから避難訓練などがあったり、地域のネットワークが少しは機能することが予想できます。

また、災害は大阪に滞在している外国人にとってもたいへんなことですが、災害時のネットワークがどこまで機能するのか、課題のひとつになっているようです。

災害時こそ、地域住民と外国人観光客のコミュニケーションが必要にもなりますが、言葉の壁は大きく、ふだんから外国人と接する機会が少ないのが現実でしょう。

地域の催しなどに外国人も参加できたり、外国人が参加できるような企画を実施することで、気軽に外国人とコミュニケーションをとれる土壌を作っていくことも必要でしょう。 

新世界では、折鶴教室や餅つき体験イベントなど、外国人観光客や外国人の学生さんに参加してもらえるようなイベントを実施しましたが、これからも外国人観光客が楽しめる街作り、外国人観光客とコミュニケーションをとれる環境作りを進めていきたいと思います。




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